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  • 赤峯豪

高くそびえる木は

全てを知っているようで

何も知らないんだね

周りに気をとられて

本当の芯が見えない

根を張って立っているの?

カギをあけて中に

入ることさえも許されないから

きっと

何度も与えたチャンスを

ことごとく奪っていったね あなたは

遠くへ行ってしまったのか

離れていったのか

あなたにはわからないだろう

僕にはとかせなかった

あなたの閉ざした自分だけの世界を

両手をあげるしかなくて

他の道はとれなかったよ


  • 赤峯豪

どこまで行けば届くの

あなたの心に

不安がいつも私をつかんで

離さないから

冷たい風にも触れたくないから

あなたのそばにいたい

その手で触れて

くれるだけでいいのに

深く沈んだあなたは

とても弱くて

脆くてすぐに崩れて

壊れてしまいそう

冷たいその瞳の奥には

何を映しているの 

その瞳に入れて

くれるだけでいいのに

冷たい風にも触れたくないから

あなたのそばにいたい

その手で触れて

くれるだけでいい

その瞳に入れて

くれるだけでいいのに


  • 赤峯豪

なぜそんなに汚れているの?

目を開けてよく見てごらんよ

今正しいものはないの?

君たちの手のなかにはきっと

静かに燃える炎の中に引き込んで

確かめてあげよう

この腕を伸ばして

掴んだものが 

もし真実ならば今は

捨て去ってしまおう

自分の道だけ見えればいいの?

そんな目は潰してしまおう

頭の中を開いて全部まっさらに

入れかえてあげよう

僕の目を覚ました

あの人はもういない?

信じることが今は

間違いだとしても

静かに燃える炎の中に引き込んで

確かめてあげよう

この腕を伸ばして

掴んだものが 

もし真実ならば今は

捨て去ってしまおう


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