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赤峯豪

潰した望みと期待は数知れぬ

諦めた道も同じくらいあるか

求めた物は一つずつ消えて行き

要らない汚れ物だけ増えた

人が人を思うとき

その力の方向で

光にも闇にもなり得ると

そう受け容れた

その手は殴りつけたって守ることもできる

その口は希望も嘘も発する

喜びも怒りも哀しみも全部

楽しみさえもごちゃ混ぜにした暗黒

貴方は何故そんな言動をとるのか

その心に深く刻まれた

黝んだ傷の理由を知りたくて

怖くてもその傷跡に触れた

痛み、涙、耳鳴り、目眩、重力

あらゆる感覚が拒むようでもあり

そして受け容れた

その足は走り続けたって止まることもできる

その口は愛も憎しみも発する

真っ黒い人間に見えたって

どこかに白く光る小さな小さな粒がある?

人が人を思うとき

そのほとんどは

温かいはずだと信じてる

あの無意識の悪意に出会っても

その手は撫でることだって繋ぐこともできる

その口は希望も愛も発する

真っ暗な闇の中にいるみたいでも

貴方と私にも光の粒がある、と


赤峯豪

武器は匿名性と屁理屈

会ったこともない見えない相手を叩く

安全地帯からの攻撃に見えるけど実際は違う

その胸に手を置いてよく考えてみるといい

「情けは人の為ならず」の逆で

因果応報、悪因悪果はあるだろう

自慢したい人脈と経験から

自らの正しさを強く主張するのはいいが

無意識にでもその思想を押し付けてくる

そこに滲んでる見下しと

不快を与えるそれは自己満足だろう

日記帳の中でやってくれ

明るみに出ない嘘は無実だと

そう言わんばかりに

今日も着飾って歩いてる

その仮面の下に隠した顔はどんなだい

「優先席を必要としている人がいます」

「荷物は前に抱えて持ちましょう」

「足を広げず詰めればもう一人座れます」

当たり前の事を高らかに掲げる文字が

自ら思いやる思考を奪っていくようだ

表情をなくして

表の顔と裏の顔

どちらも裏みたいな人もいるらしい

その事にも気付かずに

どこにいるのか誰なのか

見失ってしまう前に

明るみに出ない嘘は無実だと

そう言わんばかりに

今日も着飾って歩いてる

その仮面の下に隠した顔はどんなだい


赤峯豪

「人という字は互いを支え合っている」と聞いた

「下の人が支えて上の人は楽をしている」とも

どこかで自分さえ良ければいいと思う人間がいるという教訓か

傷つく人が傷つける人を生み出すのか

その反対か

傷ついた君は膝を抱えても

きっと誰のことも傷つけない優しさをもって

そこに座っているんだろう

君に寄り添うキミがいつか必ず現れて

支えて一緒に歩いてくれる日がくるから

例え話みたいだけど本当の事なんだ

その存在を側に内に感じられる

嘘だと思っても信じてみてよ

指さす人が指さされる人を生み出すのか

その反対か

さされた君は全てを抱え込んでも

きっと人のせいにはしない真面目さをもって

そこに座っているんだろう

夜中のバイクの音も

時には誰かの笑い声も

差し込む日の光さえも鬱陶しいよね

歩き始めようなんて言わないよ

今は止まって休んでいよう

でも、ただ、終わりにはしないで

誰かの栄光を心から喜ぶことのできない

小さい僕だけど

君が救ってくれたからこんな歌を奏でてる

心の真ん中にいるボクとずっと一緒に歩こう

そう約束した

君に寄り添うキミがいつか必ず現れて

支えて一緒に歩いてくれる日がくるから


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