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  • 赤峯豪
  • 2016年11月19日
  • 読了時間: 1分

今日もまた繰り返してる 昨日と同じようなことを それでもこの手には咲くはずの 花があると信じたりして まるで本当の自分は違うんだと 言い聞かせるように 見えなくて目を瞑る そこには思い描いた通りの自分がいて 消えないように焼き付けた 空に咲いた美しい花 枯れることのないその花を 感じて思い知るこの小ささを 咲くことさえもままならないでいることを 何としても咲かしてみせるよ この力できっと 誰にも負けないなんて誓ってみたりして そんなに肩肘張らなくてもいいんだよ 咲かなくたっていいんだ 僕はそれを花と呼ぶよ ほらごらん咲かなくても綺麗だろう 気づけなかったものが君の中にもある 感じた確かなその小ささは 他の誰でもない君だけの特別な形 風に揺れる木々の隙間に あの力強い花がのぞく 感じて思い知るこの小ささも 愛しく思えるだろう 大丈夫 僕らの姿だ


 
  • 赤峯豪
  • 2016年11月19日
  • 読了時間: 1分

やわらかな陽射しが白いカーテンを通り抜けて僕を包んだ まだ起きたくないと拒む子供のように夢の世界へまた潜り込む 「ここまで来たらもう大丈夫だよ」 手を引く君の笑顔が霞んで 何故か悲しくて 不意に涙溢れた また出会えるの? ここに来ればいい? 消えそうな君の姿を追いかけて 目覚めたらもう ここは現実になる きっと僕は寂しげな色で 春のように 爽やかな光が降り注いだら それは次の季節の再来 花が咲いて散る その狭間で僕は出会い別れ そしてまた出会う 作り上げた幻想 嘘の世界は苦し紛れの自慰 一度離れた道もまたきっとどこかで交わるはず 「また出会えるよ ここにいるから」 消えないでと君の姿を今度こそ 優しく包み込んであげるんだ そっと僕の小さな腕で 春のように また出会えるよ 会いに行くから 消えそうな君じゃない新しい君に 僕は目を開けこの現実を見る ずっと強く 優しさを抱いて 春のように


 
  • 赤峯豪
  • 2016年11月19日
  • 読了時間: 1分

さあ今こそ出発の時だ 準備はいいかい 目指す場所へ 過酷な旅になるだろう 覚悟はいいか 弱音はいらねぇぞ たとえ道が途切れても自分で切り開け! ほら未来が僕らをじっと見つめて待っているみたいだ 手を引いてはくれない この足で歩いて行かなきゃ あらゆる危険も想定してきたつもりだけど 予想外の強い敵が現れた 相応しい武器も何も持たないで来たら 戦えるはずもなく逃げ帰るだけ ここで退くのもまた勇気だと!? そんなモンいらねぇな! いくら待ってても来ないよ 近付くだけじゃ見つからないかもしれない それなら手繰り寄せてしっかりこの手で掴むしかない 冷えた世界で頼りなく咲く花 枯れる前に摘んで一緒に連れて行こう きっとこの先にもっと咲き誇れる場所があるはずさ 見つかるまでしばらくこのまま一緒に未来を探そうか ほら未来が僕らをじっと見つめて待っているみたいだ 手を引いてはくれない この足で歩いて行かなきゃ


 

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