ここに続く後先
- 赤峯豪
- 4月12日
- 読了時間: 1分
気まぐれにはしゃいでたあの頃の僕ら
夢見たくて夢を語ってた
可能性は無限と信じ込んでた
“期限つき”の若さの中
繋いでみたら掌だけじゃなかった
胸の奥の奥があたたかくて
でもなぜか怖くて
期待してまた裏切ってる
どれだけ強く願ってみても消えてく
涙がかわいたあとの虚しさ
夢から醒めたはずの自由を確かめ
まだ届かないままでも
不安は隠して
おどけた顔して
ふざけて笑い合う日々
躓いて転んでる誰かを横目に
何も言わず通り過ぎてく
振り返ると隣で寄り添い
手を差し伸べてる人が見えた
小さな後悔ばかり積み重ねたら
その一つ一つは微かな染み
だけど滲んでいく
やがて全てを染め上げてく
どれだけ強く描いた色もここでは
まだ薄暗いままでも
その場しのぎかも?
やり遂げた事実
軽やか気楽な道
そのまま進めよ
そんなに悪くない
また出会える
何度も夢を塗り替えてく自由は
紛れもなく僕らの手の中
叶わないまま追い続けて楽しむ
嗚呼それが人生だと
気づけた幸せ
噛み締めた季節
サヨナラここで待ってるから
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