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希望をすくう

  • 赤峯豪
  • 2019年4月7日
  • 読了時間: 1分

いつからだろうか全く思い出せないが

欲しいものを素直に欲しいと言えなくなったのは

それが大人になるってもんだろうってそんな台詞が

聞こえてくる

その前に蹴っ飛ばす

希望が隣を歩いていたから

繋ぎたいと手を差し出したら

みるみるその姿を変え

いつ間にか絶望に変わってた

助けを求めたって誰も聞いてない

いじけてるだけだろと言われる事さえある

世の中捨てたもんじゃないと思ったのは

もう数年前だったなあ

今は今の時代になって

周りには興味のない集合体

頭のない化け物のように好き勝手暴れる

踏ん張って頑張っても笑えないときは

物語の中に逃げ込んでみるといい

空想にふけると少しの時間は

忘れられる

わずかでも紛れる

希望が隣を歩いていたけど

なんだか疲れていそうだったから

何度も倒れそうになるし

フラフラだ寧ろ僕が支えた

自分のことだけしか考えてない

集団の中で麻痺した感覚が

自己嫌悪さえ遠ざけていってしまうから

もう二度と泣けないのかなあ

しつけと言い張ってる虐待

指導と見せかけたいじめ

愛情に似せた暴力を正当化してる


 
 
 

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