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執筆者の写真赤峯豪

毎日毎日でもいくらでも鳴いた

この喉が枯れても血が滲んでも


嗚呼この世界 壊れてゆくから

抗わぬように殲滅しようと

消えない種


儚いあなたの隣に咲いてる

花のように強くなりたくて

傷つかないでと苦しまないでと

だけどどうか気づいて欲しくて


空と海が崩れて地が絶望に覆われる刻


来る日も来る日もまだ余裕はなく急かす

偽善と言い訳ばかり上手に演じ


嗚呼この世に 果てなどなくても

終わらせること 消さない赦しも

この手の中


か細い貴女の声が聞こえるように

うるさいこの鼓動は止めるべきか

未来の有無など期待するよりも

今を見つめるしかないだろう


肉も骨も断たれて共に生きてく術を探す


新しい形で生まれた

どこまでも排除された異端

警め告げる


鳴いてる私も泣いてるあなたも

いつかまた一つになれるかしら

傷つかないでと苦しまないでと

だけどどうか気づいて欲しくて


やがて見るこの場所はもう一度豊かに回り出す

執筆者の写真赤峯豪

「人という字は互いを支え合っている」と聞いた

「下の人が支えて上の人は楽をしている」とも

どこかで自分さえ良ければいいと思う人間がいるという教訓か


傷つく人が傷つける人を生み出すのか

その反対か

傷ついた君は膝を抱えても

きっと誰のことも傷つけない優しさをもって

そこに座っているんだろう


君に寄り添うキミがいつか必ず現れて

支えて一緒に歩いてくれる日がくるから

例え話みたいだけど本当の事なんだ

その存在を側に内に感じられる

嘘だと思っても信じてみてよ


指さす人が指さされる人を生み出すのか

その反対か

さされた君は全てを抱え込んでも

きっと人のせいにはしない真面目さをもって

そこに座っているんだろう


夜中のバイクの音も

時には誰かの笑い声も

差し込む日の光さえも鬱陶しいよね


歩き始めようなんて言わないよ

今は止まって休んでいよう

でも、ただ、終わりにはしないで


君に寄り添うキミがいつか必ず現れて

支えて一緒に歩いてくれるから

君の真ん中のキミを信じてみてよ

赤峯豪

あの頃を過去と呼べないほど今も鮮明に残ってる

失くせない風景

端から見れば何でもないような些細な事柄

その一つの歩みが今も重いから

踏み出せなくて

また立ち止まる

全てで笑い合った

季節はもう過ぎ去ったけど

忘れてない

何度も話してた未来はまだ

その姿も見えてないんだろう

もういい加減やめちまえと

誰かの助言に耳を貸さないでいたな

良くない事ばかりを繰り返してまた間違える

痛みは感じてないけれど

もう二度と笑えないと

独り静かに泣く

全ての悪い事が

僕が犯した罪の大きさを物語ってる

何度も話してた未来はもう

その影さえ見えてないんだろう

どんなに遠ざけても消えることはない

また蘇る

“全てで笑い合った”幻想から

解き放たれた君は笑ってる

全てを受け入れた

季節はもう取り返せない

戻るはずない

何度も話してた未来がまた

ここにあるようにそっと目を閉じたい


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