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  • 執筆者の写真赤峯豪

「人という字は互いを支え合っている」と聞いた

「下の人が支えて上の人は楽をしている」とも

どこかで自分さえ良ければいいと思う人間がいるという教訓か


傷つく人が傷つける人を生み出すのか

その反対か

傷ついた君は膝を抱えても

きっと誰のことも傷つけない優しさをもって

そこに座っているんだろう


君に寄り添うキミがいつか必ず現れて

支えて一緒に歩いてくれる日がくるから

例え話みたいだけど本当の事なんだ

その存在を側に内に感じられる

嘘だと思っても信じてみてよ


指さす人が指さされる人を生み出すのか

その反対か

さされた君は全てを抱え込んでも

きっと人のせいにはしない真面目さをもって

そこに座っているんだろう


夜中のバイクの音も

時には誰かの笑い声も

差し込む日の光さえも鬱陶しいよね


歩き始めようなんて言わないよ

今は止まって休んでいよう

でも、ただ、終わりにはしないで


君に寄り添うキミがいつか必ず現れて

支えて一緒に歩いてくれるから

君の真ん中のキミを信じてみてよ

  • 赤峯豪

あの頃を過去と呼べないほど今も鮮明に残ってる

失くせない風景

端から見れば何でもないような些細な事柄

その一つの歩みが今も重いから

踏み出せなくて

また立ち止まる

全てで笑い合った

季節はもう過ぎ去ったけど

忘れてない

何度も話してた未来はまだ

その姿も見えてないんだろう

もういい加減やめちまえと

誰かの助言に耳を貸さないでいたな

良くない事ばかりを繰り返してまた間違える

痛みは感じてないけれど

もう二度と笑えないと

独り静かに泣く

全ての悪い事が

僕が犯した罪の大きさを物語ってる

何度も話してた未来はもう

その影さえ見えてないんだろう

どんなに遠ざけても消えることはない

また蘇る

“全てで笑い合った”幻想から

解き放たれた君は笑ってる

全てを受け入れた

季節はもう取り返せない

戻るはずない

何度も話してた未来がまた

ここにあるようにそっと目を閉じたい


  • 赤峯豪

更新日:2020年5月24日

目の前の君に今 伝えたいことがあるんだ

ずっと二度と離れない

そう思っていたけれど 例えば

誰かを見て羨んで 何もない自分を恨んで

それだけでも きっともう愚かな思考

それでもここに

君がいてくれたから 僕がいられるのは事実で

だけど今 告げるから

さようならを

でも呼吸は続いてる 心臓もうるさいくらい鳴ってる

いくつも卑屈を抱え

曖昧なままの言葉で隠した

死にたいくらい嫌って 消せない汚れや狡さを

捨て去るため ぎゅっと強く握りしめた

この手で誰も

救えない優しさを 見せかけですらない虚栄を

だから今 その手を離すから

鏡の中にいる

要らない自分と決別を誓う

いつかまた明日が聞こえるまで

その日が来るまで

醜い猜疑心を 見せかけもない

何者でもない僕を恨む僕に

さようならを




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