目の前の君に今 伝えたいことがあるんだ
ずっと二度と離れない
そう思っていたけれど 例えば
誰かを見て羨んで 何もない自分を恨んで
それだけでも きっともう愚かな思考
それでもここに
君がいてくれたから 僕がいられるのは事実で
だけど今 告げるから
さようならを
でも呼吸は続いてる 心臓もうるさいくらい鳴ってる
いくつも卑屈を抱え
曖昧なままの言葉で隠した
死にたいくらい嫌って 消せない汚れや狡さを
捨て去るため ぎゅっと強く握りしめた
この手で誰も
救えない優しさを 見せかけですらない虚栄を
だから今 その手を離すから
鏡の中にいる
要らない自分と決別を誓う
いつかまた明日が聞こえるまで
その日が来るまで
醜い猜疑心を 見せかけもない
何者でもない僕を恨む僕に
さようならを