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NOSTALGIA

  • 赤峯豪
  • 2016年11月19日
  • 読了時間: 1分

あぁ幼い頃のようなあたたかい場所が今では懐かしい 意味なんかいらなくてただ“やってみたい”だけでよかったんだ 落ちた枯葉を踏みつけて音を鳴らして 何もないさ でもただ楽しくて 沈みゆく夕日がとてもきれいだね 僕らをあたたかく包み込み あの頃へ連れ戻してくれるみたい やわらかい赤に染め上げられ ここにいるよ 内から僕を叩く だけど気付かずに通り過ぎてる 忘れたわけじゃないさ 意識の奥底にはまだいるはず 見て見ぬふりしている間につまらない人間になっただけ 日々の繰り返しにこの体と頭が慣れすぎてる でも今は苦しくて 沈みゆく夕日がとてもきれいだね この目から体中に染み渡っていくみたいだ 指先まで広がり  生きていることを自然に感じる ここにいると 目を覚ました衝動が 塞いだこの耳を抉じ開ける ここにいるよ もう目をそらさないで 耳を傾けて声を聞くよ


 
 
 

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カラフルナセカイ

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