焼ける陽射しの向こう砂埃が舞う砂漠に 息づく獣の爪 退屈で欠伸をした この世界だけの強さ どんなに力奮っても たとえここが他の誰かに支配されたっていい 違う世界で俺はまた別の力を手にするから 凍える氷の上 爪も牙も歯が立たない この世界ではこの強さ 無いに等しいなんて この爪もやがて強さを失ってくことを知る 新たに芽生えた弱さが生き抜く力を与えて行く 強さが弱さへと 弱さが力になる この世界だけの強さ 無いに等しいなんて たとえここが他の誰かに支配されたっていい 違う世界で俺はまた別の力を手にする この爪もやがて強さを失ってくことを知る 新たに芽生えた弱さが生き抜く力を与えて行く
赤峯豪