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離れていても

  • 赤峯豪
  • 2016年11月19日
  • 読了時間: 1分

離れていても心は一つ繋がってるなんて 幻想だよと拒んでいたよ あの日君に出会うまでは ここにいるのは僕だけ 呼吸も一つ微かに聞こえるだけだ あの日自転車に跨り 青い風になって消えた 二人の影 「離れていてもいつでも君の味方でいるから」 そんな言葉に意味などないと疑っていたよ あの日 僕は 今も元気でいるかな変わらず 笑顔を振りまいているかな今日も その内側には涙も傷さえも隠したまま 君は笑う 離れていたらいつか忘れる 共に見た夕日も 諦めに似た強がりを見せ 慰めるように言い聞かせた 誰かを思う強く優しい気持ちは消えない その誰かのことを救うまで 今は信じられる 離れていても心は一つ繋がってることを その証だろう僕にも笑顔と涙が同時にこぼれた


 
 
 

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