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さようならから始まる幸せ

  • 赤峯豪
  • 2018年7月24日
  • 読了時間: 1分

蝉の声も小さくなり始め

夜が長く感じてきたその頃

僕は一人分の幅の道を進んだ

あの日君が言った言葉に

込められた本当の意味を

今ならその通り理解できそうだ

額面通りにすら受け取れてなかったのかもしれない

全ての正しさは君にあって

僕は間違ってばかり

景色と音が巡る

ここにいない君が選んだその道は正しい

振り返らないでそのまま真っ直ぐ行けよ

並んで歩いて行ける道じゃない

僕が決めたわがままに

本当の意味を作り出すために

痛みも苦しみも感じないほどに没頭したように

恥も外聞も無く

見えてるのは己の進む道だけ

心の内なる声だ

僕じゃない

君じゃない

それぞれがたどり着いたその先に

幸せは必ずあるだろう

ここにいない君が選んだその道は正しい

振り返らないでそのまま真っ直ぐに

僕じゃなく

君じゃなく

それぞれが見つけ手にした

さようならから始まる幸せが

そこにあるだろう


 
 
 

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