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遠い記憶近く

  • 赤峯豪
  • 2018年9月10日
  • 読了時間: 1分

年に数回会えるかどうか

だけどとても大切な人たちが

僕には、いるんだ

文字通り遠くなったけど

手の平の中で繋がる機会だけは増えた

あと何回会えるのだろう

数えて少し寂しくなるけど

会えないときも思っているよ

そんな嘘みたいな本当の話

お互い変わっていくね

でも気持ちはあの頃のままで

押入れから出てきた

懐かしいアルバムの中に

残ってる匂いも

確かに色は褪せてるけど

そこで笑い合った記憶は鮮明に刻まれてる

あと何回話せるだろう

数える意味はないのかもしれない

会えないときも思っているよ

ふと急に思い出したあの日

一人笑いをこらえる

そのすぐ後には泣きそうになってる

会えないときも思っているよ

綺麗事のように聞こえてるかも

でも不思議と届くよ

いつも支えてくれるあの言葉の中に

変わらずある温もり


 
 
 

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