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卒業

  • 執筆者の写真: 赤峯豪
    赤峯豪
  • 2020年7月7日
  • 読了時間: 1分

泣いてたのはもう一人の僕

笑ったのはまた違う自分

選ばれない人間だと気づき

その時点ではもう遅いだろう


腐った集団の中 間違った価値観に

押し潰され自分を消してしまう

その末路には..


僕がキミに会いたいのは

その暗闇から救い出す誓いで

もうその他大勢に紛れなくても

二度と汚れた鎖に囚われることない自由へ


訊ねたのはもう一人のキミ

応えたのはまた違う自分

選ばれない人間が選んだ

その望みはただ“イキル”こと


触れることは叶わない隔たれた視界でも

見えてるのは同じ現実で

その区別はない


僕がキミに会いたいのは

その柵から抜け出せる期待で

もう十分だろ笑わなくていい

何度躊躇ってみても行き着く先は同じで


もし明日がなくなったら

今日はどんな時間が流れるだろう


僕がキミに会いたいのは

その暗闇から救い出す誓いで

もうその支配に怯えないで

強く見つめた未来をこの手が選ぶ卒業

 
 
 

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