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  • 執筆者の写真赤峯豪

積乱雲

煌めく陽射し夏の訪れ

見上げた空に目を細めてる

君と見つけたこの日々は

そんな記憶を辿ってく

まるで全て手に入れたみたいに

怖いものは何もなく

何者にでもなれる気がしてた


手を伸ばして届いたこの奇跡

「そんなものはどこにあったのかしら」

高く昇り冷えてく温度差と

ずっと かけがえのない瞬間重ねた

この未来

ちらつく苦い“夏の憂鬱”

浮かぶ雲は嘲笑うかのよう

君と見つけた始まりが

そんな季節を塗り替える

同じ場所で同じもの眺めて

受け取るのはそれぞれが

胸の中に描く美しさ

手を伸ばして届いたはずの日々

そんなものはどこにもなかったのに

見失っていくほどのめり込む

きっと 駆け出していくその先に見てた

あの未来


そびえる影 入道雲と思い出す過去

遠くない


手を伸ばして届いたこの奇跡

そんなものはどこにもなかったみたい

目を閉じても感じるこの熱は

ずっと かけがえのない瞬間重ねる

この願い

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